台湾の新幹線
こんにちは。
みなさんはGWを楽しまれているでしょうか。
私は、GWを利用して台湾を訪れています🇹🇼
台湾を訪れるのは初めてでしたが、日本人観光客が多く訪れる台北だけだはなく、古都台南やアジア最大級の開港を擁する高雄も訪れてみることにしました。
台湾は南北に長い島で、その移動に便利なのが、台湾高速鉄道(THSR)です。
この台湾高速鉄道には、建設・運行の両面にわたって、日本の新幹線の技術が輸出されています。
実際に乗車してみると、3-2列という座席の配置や、車内販売などの細かい点も含めて、日本の新幹線にそっくりでした。
異国の地で日本の技術が利用されているのは、誇らしく思えるものでした。
ちなみに、日本政府は、新幹線を含めて、インフラの輸出に力を入れています。
特に第二次安倍政権の2013 年 に「インフラシステム輸出戦略」*1を策定して以降、インフラ輸出を国家戦略として推進しています。
日本の戦後の高度経済成長を支えた製造業は、今や退潮しつつあり、白物家電のシェアのほとんどを中国に奪われ、半導体でも競争に敗れ、お家芸とも言える自動車産業も、中国や韓国メーカーとの厳しい競争にさらされています。
このような厳しい状況の中、新幹線をはじめとするインフラ輸出が、日本の製造業を復活させる日は来るのでしょうか。
思いがけず、日本の産業の未来を考える機会になりました。