若手公務員徒然草

読書と旅行が好きな新人公務員が日々の出来事を綴ります。

公務員に向いていると思ったら、実は向いていなかった件

 

みなさんこんにちは。

記事への訪問ありがとうございます。

 

公務員になろうと考えている学生の方公務員に転職しようと考えている社会人の方は、自分が公務員に向いているのかどうか、気になっているのではないでしょうか。

しかし、客観的に自己分析をしているつもりでも、結局のところ、実際に働いてみないと向き不向きというのはなかなかわからないと思います。

私自身、学生時代には公務員の適性があると思っていたのに、実際に働いてみたら、向いていないところがたくさんあり、苦しい思いもしています。

職業の向き不向きは、実に複雑な要因が含まれていて、ここで一般論を展開することはできませんが、私の経験談をお話しすることで、公務員志望の方が自身の進路を考える一助になれば幸いです。

 

学生時代、私が公務員に対して抱いていたイメージの一つは以下のようなものでした。

 

異動が多く、様々な業務を経験することになる。

 

私は、学生時代、いろいろな分野の授業を取るのが好きで、様々な分野の本を読んだりしていました。

例えば、法律、経済、自然科学などなどです。

また、趣味も多く、スポーツをしたり旅行したりするのが好きでした。

このように、私は興味関心の幅が広かったので、業務の幅が広い公務員は向いていると思ったのです。

 

しかし、実際に就職してみると現実は違いました。

たしかに、公務員は業務の幅が広く、また異動も多いため、幅広い分野に広く興味関心を持てる人が活躍できると思います。

しかし、実際に何を業務としてやるかは、被用者である以上、他人に決定されるのです。

 

私は、たしかに興味関心の幅は広かったのですが、何に関心を持って何をするかは、全て自分で決めていました

そのため、他人に与えらた職務をやりがいを持ってこなすということができませんでした。

 

このような失敗が起こってしまった原因の一つは、「興味関心の幅が広い=幅広い業務に適応できる」と安易に考えてしまっていたからです。

もっとしっかりと自己分析していれば、

自分は興味関心の幅は広いが、それは自分の興味関心のあることしかしっかりできないということであり、他人に業務内容を押し付けられるのは苦痛である。

という風に正しく認識できていたと思います。

みなさんも、自己分析の際には、徹底的に深掘りして自分の適性を見極めることをおすすめします。